小さいころ。

2003年1月18日
急に思い出したのだけど、私がちいさいころ、子供の割に落ち着いていて、声もやや低めだったために、電話に出ると母に間違われることがよくあった。
母の友人でさえ、私を母だと思って話し掛けてくることがあったくらいだ。

私 「はい、○○ですが」
女性「あ、××さん(母の名前)?ひさしぶりー。ちょっと聞いてよ、この前ねー…(以下略)」

     ―十分経過―

私 「あの、私、娘のまいこなんですけど…」
女性「あ、そうなの?ごめん!間違えちゃった」

というようなことが日常茶飯事。

そんなある日、電話がかかってきた。

 私 「はい、もしもし」
男の声「あ、奥さん?こんにちは」

声を聞いただけで、何だか危なそうな人だなあ、と子供心に思ったのだけど、「私は娘です」と言う暇さえも私に与えず、その男の声がセクハラ発言を連発し始めたので、私は電話を切るに切れなくなってしまった。
男が勢い込んで話しつづける間、私はたぶん、「はあ」とか「はい?」とか、えらく間抜けな返事しか返していなかったと思う。
小学生の私には、その男が話すことばの意味が、よくわからなかったのだ。

ぼんやり聞いているうち、ちょっとした間ができたので、私は言った。

 私 「あの、私、小学3年の娘なんですけど…」
男の声「えっ!!」

  ―ガチャ
  ―ツーツーツー

今考えると、急に恥ずかしくなったんだろうなあ、相手の人。
だって、何もわからない小学生相手に、いい気になってセクハラ発言を繰り返していたんだもの。

おかげで、同じ人からいたずら電話がかかってくることはなかった。

たぶん、この思い出は「おかしな出来事」として、一生忘れることはないと思う。
なかなかできない体験をしたなあ…(笑)。

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