『ユリイカ』

2003年1月26日
約三時間半もの時間をかけて、青山真治監督の『ユリイカ』を見ました。
『ユリイカ』は、バスジャック事件に巻き込まれて心に傷を負った人たちの話なんですが、見ていていろいろと考えさせられるものでした。

全体的に、たんたんとした雰囲気で、モノローグや余計なセリフは一切なし。
音楽もほとんど使わず、自然の音がメインでした。
うまく説明できないけど、誰かが残していった記憶の断片を垣間見ているような印象を受けましたね。
私は好きです、ああいうの。
余計なものがないぶん、自分で感じたり考えたりしやすいような気がするんです。
興味がある方は見てみてください。

ただ、ストーリーの流れをつかむのは難しいです。
ひとつひとつのシーンが独立している感じだし、セリフが九州弁で聞き取りにくかったり意味がわからなかったりするので・・・。
小説を読んでなかったら、私もぼんやりとしか話を理解できなかったかも。
まあ、それはそれでよかったのかもなーとも思ったんですけどね。
小説を読んでから映画を見ちゃうと、「自分なりに何かを感じ取る」ってことができない気がするんですよ。
『ユリイカ』は映画のほうが原作なので、なおさら映画優先で見るべきだったかなーと・・・。
だから、映画を見る→小説を読む→もう一回映画を見るっていう流れが一番よかったような気がします。

って、えらそうに映画解説か、私!?
思ったことをただ書こうと思ってたんですが、読み返してみると、ちょっと説明くさいですよねー(苦笑)。
ま、いいや。
ここは開き直って書き逃げしちゃえー(笑)。

『ユリイカ』は「おもしろい」のかはよくわからないけど、「いい映画」だとは思うので、おすすめですよ。
と、最後にきれいに(?)まとめて今日はおわかれです(笑)。
では、また明日。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索